http://www.agara.co.jp/column/mizu/?i=310469
「されど電柱」
写真愛好家にとって電柱と電線は大敵である。どんなに素晴らしい風景でも、画面を横切る電線1本で台無しになる場合がある。
▼日本は先進国の中でも特に電柱が多いようだ。ヨーロッパやアジアの主要都市のうちロンドンやパリ、香港には電柱がなく、台北やシンガポールも電線の9割以上が地下に埋設されているという。
▼日本では国土交通省が防災や交通安全、景観保全の面から無電柱化を進めているが、一番進んでいる東京都でもその割合は5%足らず。和歌山県は約1%で47都道府県中23位である。
▼とはいえ、一度敷設した電線や通信ケーブルを地中に埋める工事は大変な費用と労力がかかる。田辺市内では、JR紀伊田辺駅と扇ケ浜を結ぶ田辺大通りのうち約550メートルの地中化工事が2011年12月から5年がかりで続いている。総事業費は約6億円だから、1メートル当たりの費用は100万円を超える。
▼串本町の名所重畳山に登った方から先日封書を頂いた。山頂に近い展望所からは橋杭岩や大島、潮岬を望むことができるが、同封された写真の手前には電柱と電線が大きく写っていた。「以前登ったときにはなかったように思う。せっかくの眺望が台無し」と残念がっていた。
▼田辺市中辺路町近露では2年前、樹齢280年のシダレザクラの近くを通る電線を市が移動するという粋な計らいがあった。観光立県を目指すというなら、電柱1本にも気を配りたい。 (長)
(2016年2月27日更新)
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http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/160225590003.html
無電柱化推進法案 国会提出の動きが加速
2016/2/25
自民党のITS推進・道路調査会の無電柱化小委員会が25日に開かれ、電柱の新設を制限する「無電柱化推進法案」を今通常国会への提出を目指す方針が確認された。
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ケチな新聞社だ。ログインしなければ内容を閲覧できない。
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百年千年の計だから妥協的になってはいけない!
百年千年の計だから妥協的になってはいけない!
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http://www.shimbun.denki.or.jp/news/construction/20160224_01.html
国交省、無電柱化の低コスト手法導入へ埋設物設置基準を緩和
2016/02/24 NEW
国土交通省は4月1日から、「電線等の埋設物に関する設置基準」を緩和する。無電柱化の低コスト手法の導入を図るために設置した「無電柱化低コスト手法技術検討委員会」での技術検討結果を踏まえたもの。交通量の少ない生活道路で道路の舗装厚(路面~下層路盤)が50センチメートルの場合、電線頂部と路面との距離が従来の80センチメートルから最大で35センチメートルまで浅くできる。基準緩和により、浅層埋設や小型ボックス活用埋設など低コスト手法の導入によるコスト縮減を図り、本格的に無電柱化を推進する考え。
基準緩和により車道部では、ケーブルと径15センチメートル未満の小径管の場合、従来よりも45センチメートル浅く埋設できる。径15センチメートル以上の大径管の場合は同20センチメートル浅く埋設できる。歩道部においては、小径・大径管いずれも同25センチメートル浅く埋設できる(現基準は40センチメートル)。(11面)
※
http://carview.yahoo.co.jp/news/market/20160224-10239852-carview/
業界ニュース 2016.2.24
国交省、電線の設置基準を緩和へ
国土交通省は、電線類をより浅く埋設して無電柱化を推進するため、電線などの埋設物に関する設置基準を4月1日に緩和すると発表した。
無電柱化の低コスト手法の導入を図るため設置した「無電柱化低コスト手法技術検討委員会」は、電線を浅く埋設する技術的検討を実施し、これまでの基準より浅く埋設することが可能であることを確認した。
国交省は、この結果を踏まえ、電線類の埋設深さを浅くすることにした。車道部でケーブル、小径管の場合、従来よりも45cm浅く埋設できる。大径管の場合、従来よりも20cm浅く埋設できる。歩道部では従来よりも25cm浅く埋設できる。
今回の基準の緩和により、浅層埋設や小型ボックス活用埋設などの低コスト手法の導入によるコスト低減を図ることで本格的な無電柱化の推進を図る。
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http://mainichi.jp/articles/20160222/ddl/k22/070/004000c
電柱との遭遇 /静岡
毎日新聞2016年2月22日 地方版
静岡県
電柱という存在を意識したのは高校1年の時だった。試験勉強で寝不足だったためか、自転車で通学中に一瞬意識を失い、電柱に接触、転倒した。けがはなかったが、電柱がなければ脇を走る車と衝突したかもしれない。電柱は「命の恩人」だったが、車を運転するようになり評価は一変する。電柱を避ける自転車やバイクがはみだし、道幅も狭くなって渋滞する。「ヒヤリ」と「イライラ」が募った。
1995年の阪神大震災では、倒れた電柱のために緊急車両の通行が妨げられて大きな問題になった。空を横切る電線は景観も損なう。有識者らでつくる「無電柱化民間プロジェクト」は、ホームページで葛飾北斎の「富嶽三十六景」に電柱・電線を重ねて改善を呼びかけている。確かに富士山を撮影しようとした際、電柱が入るのを避けられず、落胆する機会は多い。
今月1日、県内の約10市を含む全国200以上の首長でつくる「無電柱化を推進する市区町村長の会」が首相官邸を訪ね、安倍晋三首相に電線地中化事業などへの財政支援を求めた。
同じ日に静岡市は、富士山を望む「三保街道」を横切る最後の電線を撤去した。この事業は昨年2月から始まり、約1・5キロ区間の電線126本が撤去された。経費は約7000万円。今後は無電柱化を期待したいが、コストは膨らむ。担当者は「これで富士山の眺望をより楽しんでもらえると思うが、市の財政が厳しいのも事実」と語る。
国土交通省が無電柱化の低コスト化技術を検討するなど、国も対策に本腰を入れ始めた。「無電柱革命」(小池百合子、松原隆一郎著)によると、全国の電柱の本数は桜の木とほぼ同じ約3500万本に達しているという。電柱の設置に限らず、安易に継続したり行動したりすることがいかに危ういか。改めて考えさせられている。【静岡支局長・田中泰義】
※
http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201602090561
2016年02月09日20時14分
【特集】加速する「無電柱化」、安倍首相推進法案に意欲 <株探トップ特集>
協和エクシオの日足チャート 「株探」多機能チャートより
―2020年東京五輪に向け早期成立図る―
●首相が推進法案の早期成立に意欲
2月1日に安倍総理大臣が首相官邸で電線の地中化などを進める「無電柱化を推進する市区町村長の会」会長の山下和弥奈良県葛城市長らと面会。会談の席上、2020年の東京五輪・パラリンピックまでに無電柱化推進法案の早期成立に意欲を見せた。地中化を核とする無電柱化は、これまで何度か論議されてきたが、膨大な投資費用がネックとなり進んでいなかった。今回、2020年までという目標を設定したうえで、安倍首相が明言したことで整備の加速が期待される。
●欧州やアジアの主要都市では無電柱が一般化
無電柱化の比率はロンドン・パリ、香港で100%、台北で95%、シンガポールで93%、ソウルでも46%などヨーロッパやアジアの主要都市では一般化しているのに対して、日本では東京23区で7%、大阪市で5%と大きく立ち遅れている。地震、竜巻、台風など過去の大規模災害では電柱が倒壊することにより道路が寸断する被害が発生しており、防災に強い都市作りを構築するうえでも喫緊の課題となっている。加えて無電柱化により歩道の有効幅員を広げることで、通行空間の安全性・快適性を確保し、事故防止に貢献することが可能になる。電柱・電線が無くなることで良好な景観を確保することも可能になり、都市のイメージ向上にも役立つ。
●法案成立なら全国規模で整備進展
国土交通省では、これまで1986年から3期にわたり「電線類地中化計画」、1999年から2003年度の「新電線類地中化計画」、2004~2008年度の「無電柱化推進計画」に基づき整備を行い、現在では、「無電柱化に係るガイドライン」に沿って、無電柱化を進めている。また、東京都も2020年の東京五輪までに競技場が集中する晴海通りや清澄通りで、100%地中化すべく整備を進めている。今回、安倍首相が無電柱化推進法案の早期成立に意欲を見せたことで、法案成立から全国規模で整備が進むことが期待される。
●共同溝でイトーヨーギョー、工事では協エクシオなど
無電柱化の整備手法については、道路の地下空間を活用して電力線、通信線などをまとめて収容する電線共同溝方式が核となりそうだ。共同溝については、マンホールやライン導水ブロックを展開するイトヨーギョ <5287> [東証2]が水路付小型ボックス「D.D.box」を無電柱化対策製品として注力。ゼニス羽田 <5289> [東証2]はCCBOX(管路方式)電線共同溝を、旭コン <5268> [東証2]も電気・電話・水道・ガスなどのライフラインをまとめて地下に敷設するプレキャスト共同溝と電線共同溝を手掛けている。無電柱化の工事では協エクシオ <1951> やきんでん <1944> 、関電工 <1942> など電気工事大手も注目される。
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