「電線地中化は10倍のコスト」「景観向上や災害対策に」無電柱化の利点と課題


http://thepage.jp/detail/20141030-00000007-wordleaf

「電線地中化は10倍のコスト」「景観向上や災害対策に」無電柱化の利点と課題

2014.10.30 11:20

[写真]電線などが地中に埋設され、すっきりとした街並みのスマートシティ潮芦屋=兵庫県芦屋市

 都市景観の向上などを目指し、道路上の電柱などをなくして地中に電線を埋設する「無電柱化(電線類の地中化)」の議論が活発化しています。自民党の「無電柱化小委員会」(小池百合子委員長)はこのほど、新規に整備する道路での電柱や電線の設置を原則禁じるなどの法案をまとめ、今国会で論議し、来年4月の施行を目指す方針を打ち出しました。無電柱化が進んでいる欧州の主要都市などと比べ、日本は大きく立ち遅れていると指摘される一方、電線を地中に埋めるコストが高く、なかなか進んでいない側面もあります。無電柱化にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
ロンドン、パリは無電柱化100%

 国土交通省のまとめによると、世界の無電柱化率は英・ロンドン、仏・パリは100%を実現しており、香港も100%、台湾・台北も95%とアジアでもかなり達成されています。一方で、日本国内は東京23区で7%、大阪市で5%にとどまっています。

 都市計画家の高田昇氏(立命館大客員教授)は無電柱化のメリットについて、(1)都市景観の改善(2)地震などの災害時に電柱が倒れたり、電線が垂れ下がって道路などをふさぎ、物流などをさまたげる恐れをなくす(3)現状では電柱が歩道幅などを狭めており、無電柱化によって車いすなどが通りやすくなり、バリアフリー化が進む――という3点を指摘。高田氏は「電柱は毎年7万本ペースで増えているといわれる。今回の自民党の法案では各自治体に無電柱化への行動を責務としており、その点で期待できる。当然税金を使う問題であり、この法案によって無電柱化に対する国民の議論が深まってほしい」と話しています。
京都の電線に外国人観光客が興ざめ

 電気事業連合会によると、電線類の地中化の建設コストは電柱と比べ10倍程度かかるとしています。一般的に歩道の下に電線を埋設するには1キロあたり5~7億円の費用が必要といわれ、電力、通信事業者が一部負担する場合もありますが、こうした業者の協力が得られなかった場合、地方自治体の負担はかなり大きいものになります。また、私有地などの調査や工事に対する地元住民への理解を求める必要があるなどの背景から、日本ではなかなか無電柱化が進んでいません。

 りそな総合研究所の荒木秀之・主席研究員は「日本らしい景観を求めて外国人観光客などが訪れる京都や奈良などは、電柱、電線が張り巡らされている景色を見て興ざめする面もあり、観光価値を上げるために無電柱化の効果は期待できる」と話す一方、「大きなコストの面を考えればモデル地区のようなものを指定し、無電柱化を優先的にやる地域を考えるべき。成功例が見えれば後に続きやすいのではないか」と指摘します。

「電線地中化は10倍のコスト」「景観向上や災害対策に」無電柱化の利点と課題

2014.10.30 11:20

すべて地中化するには膨大なコスト

 一方で、兵庫県企業庁はパナホームと連携し、同県芦屋市臨海部の埋め立て地の住宅分譲地「スマートシティ潮芦屋」を福祉や環境に配慮したエコタウンとし、無電柱化の街並みを取り入れたというケースもあります。もともとある電線を地中化するのではなく、ニュータウンなどは街づくりの当初から無電柱化を策定することができ、電力、通信事業者などへの理解も得られやすい面があるようです。

 全国には約3500万本の電柱があるといわれ、すべてを地中化するには膨大な費用がかかります。反面、安倍政権の成長戦略では海外観光客の増加を柱にあげており、また2020年には東京五輪が開催されることで都内を中心に景観向上のため、さらに無電柱化を求める声も強まるとみられます。今後、建設コストをどのように縮減していくかがなども大きな課題になりそうです。

電柱なくせ! 東京五輪に向け防災&景観保全 推進法案を自民部会が了承



http://www.sankei.com/politics/news/141028/plt1410280034-n1.html

2014.10.28 17:04更新

電柱なくせ! 東京五輪に向け防災&景観保全 推進法案を自民部会が了承

 自民党は28日、国土交通部会などの合同会議を党本部で開き、防災や景観保全などを目的に、事業者に電柱や電線の設置抑制や撤去などを求める無電柱化推進法案を了承した。2020年東京五輪開催に向け、新規の土地区画整理や市街地開発では電柱の新設を事実上禁止する。

 事業者は電柱・電線の設置抑制や撤去に加え、国や自治体と連携しながら無電柱化の技術開発も行う。国交相は基本方針や目標を盛り込んだ無電柱化推進計画を策定し、自治体は具体的な実施計画を定める。

 また、毎年11月10日を「無電柱化の日」とし、国民の理解を促す。

 電柱は全国に約3500万本以上あり、毎年7万本のペースで増えているとされる。電線を地中に埋める方式は地上と比べ、10倍以上の費用がかかるとされ、無電柱化の促進はコストの削減が課題となる。

電柱 毎日更新 ⋅ 2014年10月24日




ニュース
SUUMO ジャーナル

議論沸騰。日本の電柱が地中に埋まる、そのデメリットとは
7月に筆者が取り上げた電線地中化の記事(http://suumo.jp/journal/2014/07/01/65197/)。その後、無電柱化民間プロジェクトが発足し、今年秋には無電柱化 ...
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日本経済新聞

電柱の新設を禁止する新法案、自民党が骨子公表
自民党が2015年4月の施行を目指す「無電柱化推進法案(仮称)」の骨子が明らかになった。道路や市街地を整備する際に、防災や景観の妨げとなる電柱や電線 ...
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芦屋市 芦屋川地区無電柱化予備設計に着手
兵庫県芦屋市は、芦屋川地区で新規に無電柱化を計画しており、予備設計を第一復建(大阪市淀川区)に委託した。本年度末までに予備設計をまとめ、2015 ...
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議論沸騰。日本の電柱が地中に埋まる、そのデメリットとは


http://suumo.jp/journal/2014/10/24/71569/?vos=nsuusbsp20111206001

2014年10月24日(金)
議論沸騰。日本の電柱が地中に埋まる、そのデメリットとは
嘉屋 恭子
家と酒と猫を愛するライター
嘉屋 恭子

7月に筆者が取り上げた電線地中化の記事(http://suumo.jp/journal/2014/07/01/65197/)。その後、無電柱化民間プロジェクトが発足し、今年秋には無電柱化法案が国会に提出される予定などの話題性もあり、大きな反響が寄せられた。その中には「デメリットもある」という声も散見された。今回は、無電柱中化のデメリットの真偽について、ギモンをぶつけてみた。
コストがかかる? 災害の多い日本に無電柱化は向いていない?

無電柱化のメリットについては前回詳しく述べたが、大きくまとめれば1.景観の向上、2.安全で快適な歩行空間の確保、3.都市防災力の強化、の3つだ。その一方で、前回の記事が掲載されたコメント欄には「コストがかかり過ぎる」といった意見から「電柱がなくなったら暴走車をだれが止めるんだ!」等のユニークなものまで並んでいた。

確かにメリットがあれば、何かしらの弱点や難点があるのは、この世の常。そこで無電柱化のデメリットについて、東京都 建設局道路管理部 安全施設課に話を伺った。まずは多くの人が言及していたコスト面。一説によると電柱を建てる方式と電線地中化とでは、10倍もの差があるというのだが、本当だろうか。

「確かに電線地中化は、電柱を建てるのと比較したら、費用がかさむのは事実です。何しろ道路を掘り返して進める事業なので、手間もかかります。ですが、比較して10倍とまでは言い切れません。というのも、各々の道路で上下水道やガス管などの埋設物の状況により移設方法の費用の差が大きいため、一概に何倍と比較できないんです」(東京都の担当者)

なるほど、確かに電線地中化の建設コストが高いのは、事実のようだ。では、次に多く出ていた「災害の多い日本には向かない」というのは、どうなのか。

「逆だと思っています。電線、電柱の乱立する状態では、突風や台風で断線や倒壊の危険があります。昨今はゲリラ豪雨、竜巻などの風水害が東京や首都圏でも多発していますが、無電柱化を進めることで、電柱の倒壊や電線の断線トラブルをなくすことができます。
地中に埋められた設備は耐水性があるため、水に浸かっても大丈夫。無電柱化により、風水害の防災力も高まるんです」とのこと。

確かに地上から電線・電柱がなくなってしまえば、風水害の影響は受けにくいというのは、納得だ。毎年、夏から秋にかけて台風が上陸する日本では、断線しにくくなることはとても重要なことだろう。
メンテナンスしにくい&復旧に時間がかかるのでは?

では、電線地中化に伴う設備の保守・メンテナンスなどでデメリットはないのだろうか。コメント欄にも「メンテナンスがしにくいのでは?」「地震などで損傷した場合、復旧に時間がかかるのでは」といった声があった。

東京都の担当者によると、電線を地中化したあとの機器およびケーブルの管理・修繕は、各電力・通信会社で行うということで、詳細に関しては各会社に確認していただきたいと前置きしつつも、「架線している状態と比較したら、地中化すると簡単になるんじゃないでしょうか。もちろん、空中に電線があれば、断線している箇所は目視でき、ひと目で分かるというメリットもあると思いますが、一方で、点検・復旧業務は、高所作業車を配置して、車道を止めて作業するのでガードマンを用意して……とどうしても大掛かりになります。電線が地中化されていれば、歩道にあるフタをあけて地下へ潜って作業が行えます。もちろん歩行者の安全には留意しなくてはいけませんが、簡略化できると思います」と解説してくれた。

さらには、地震への備えはどうだろう。印象としては地中に電線があり、断線してしまうとかなり復旧に時間はかかりそうだが。

「東日本大震災の際、これは東京以外ですが、地上にある機器が若干傾いたということがあったようですが、電線地中化されたエリアでの大きな断線の被害はなかったようです。この機器内で電線を繋いでいるのですが、衝撃で断線しないように電線はゆとりを持った長さで繋いでいるため、傾いても断線がないように対策してあります」とのこと。

やはりそこは地震大国、きちんと対策をしてあるようだ。ただし、やはり一度、断線してしまうと復旧に時間がかかるのは事実のよう。そのため、できるだけ断線しにくい対策がとられているようだ。


【画像1】無電柱化に伴い、地上に設置される機器。収められるケーブルの張り方など、地震への備えもなされている(写真撮影:嘉屋恭子)




ちなみに、電線・電柱の所有者は電力会社、もしくは通信会社なのだとか。さらに、電線や電柱が地中化されたからといって街から街灯がなくなるのではなく、シンプルに街灯のみが設置される。街灯にデザインを施すことができ、その街らしい街灯を設置できるようになる。「電柱がなくなると、探偵はどこに隠れればいいんだ」とコメントくださった方、大丈夫、探偵さんの隠れる場所は街灯がありますので、ご安心を。

今回、無電柱化のデメリットをいろいろと探っていったが、結論からいうとコスト面と万一、断線したときの復旧時間がデメリットとなりそうだ。

ただ、近年、豪雨や竜巻など、今までおきなかったような災害が多発していることを考えると、東京都のような大都市の人口密集地域は、ある程度コストがかかっても、無電柱化を進めていったほうが安心度は高まるのではないだろうか。もちろん、日本全国津々浦々にある約3500万本のすべての電柱地中化を推し進めるのは、現実的ではないと思う。

また、電線地中化が現在、進められている街ということで、筆者は表参道界隈を歩いたが、ふと2011年の3月11日の地震発生直後のことを思い出した。筆者はあの日、この国道246号を歩いて帰路についた。多くの人が道にあふれていたが、歩くことはできた。

もしあのとき、無電柱化が済んでおらず、電柱が倒れて歩道や車道を塞いでいたら、電線が断線して一部、暗くなっていたら、ちょっとしたパニックになっていただろうなと思う。普段、あまり思い至ることはないが、改めて地道に道路を整備してくれる人たちのありがたさを実感させてくれる(?)取材となった。




【画像2】東京オリンピックを見据えて、外苑西通りでは「電線共同溝工事」=無電柱化の工事が進められている(写真撮影:嘉屋恭子)



【画像3】外苑西通りの電線&電柱のある風景もこれで見納め? オリンピック開会前にはすっきりとした姿になりそう(写真撮影:嘉屋恭子)

軽乗用車が電柱に衝突し大破 3人死傷 札幌市(10/23 11:50)


http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000037306.html

軽乗用車が電柱に衝突し大破 3人死傷 札幌市(10/23 11:50)



 札幌市南区で23日未明、軽乗用車が道路脇の電柱に衝突して大破し、乗っていた男性3人が死傷しました。

 午前3時前、南区石山で、20歳前後の男性3人の乗った軽乗用車が電柱に激突しました。この事故で、軽乗用車に乗っていた19歳の男性の死亡がその場で確認されたほか、男性1人が意識不明の重体、運転していたとみられる男性も重傷です。警察によりますと、現場は国道230号との三差路の交差点で、現場にはブレーキを掛けた跡があったということです。警察は、軽乗用車がスピードを出し過ぎて事故を起こした可能性もあるとみて調べています。




 軽乗用車が電柱に衝突し大破 3人死傷 札幌市

テレビ朝日系(ANN) 10月23日(木)11時50分配信
 札幌市南区で23日未明、軽乗用車が道路脇の電柱に衝突して大破し、乗っていた男性3人が死傷しました。

 午前3時前、南区石山で、20歳前後の男性3人の乗った軽乗用車が電柱に激突しました。この事故で、軽乗用車に乗っていた19歳の男性の死亡がその場で確認されたほか、男性1人が意識不明の重体、運転していたとみられる男性も重傷です。警察によりますと、現場は国道230号との三差路の交差点で、現場にはブレーキを掛けた跡があったということです。警察は、軽乗用車がスピードを出し過ぎて事故を起こした可能性もあるとみて調べています。

最終更新:10月23日(木)14時50分

テレ朝 news

芦屋市 芦屋川地区無電柱化予備設計に着手

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/141023700002.html

芦屋市 芦屋川地区無電柱化予備設計に着手

2014/10/23 大阪

 兵庫県芦屋市は、芦屋川地区で新規に無電柱化を計画しており、予備設計を第一復建(大阪市淀川区)に委託した。本年度末までに予備設計をまとめ、2015年度以降に実施設計、工事に着手していく見込み。

電線が消えた 社会


http://www.townnews.co.jp/0610/2014/10/23/256787.html

電線が消えた 社会

渋沢方面 国道246号

掲載号:2014年10月23日号

 渋沢方面の国道246号沿いで、無電柱化の事業が行われている。

 災害時の安全確保や通行空間の確保、景観の向上などを目的に、国土交通省が進めている電線地中化の動きは、現在、堀川入口信号付近を工事中だ。既に地中に管が通されている曲松信号付近の上り車線の電線は取り去られ電柱だけが残っている(=写真=10月18日撮影)。電気、通信業者などの配線が終わり次第、順次電柱も撤去されていくという。

 今後、上り車線は秦野警察署付近まで、下り車線は鈴張町信号付近までを地中化工事をし、完了予定は3、4年後だという。

進む無電中化 景観向上や防災にもメリット


http://economic.jp/?p=41690


進む無電中化 景観向上や防災にもメリット

2014年10月22日 09:33


画・進む無電中化 景観向上や防災にもメリット

日本では電力や通信データを各家やビルにきちんと送り届けるため、電柱はなくてはならない存在だ。だが実は現在上述した都市のように、少しずつこの電柱を無くしてしまおうという動きが加速している。無電柱化のメリットとしてまず挙げられるのは景観の向上だ。

 エッフェル塔の展望台からパリの街並みを見下ろしたことのある人はもしかすると気付いたかもしれない。或いはロンドンのトラファルガー広場を闊歩したことのある人も同様だ。パリもロンドンも世界有数の都市だが、同じく巨大都市である東京とは大きな違いがある。それは電柱の有無だ。
 
 日本と違いパリやロンドンでは歴史的に電線は地中に通すやり方であった。またニューヨークも過去に電線に触れて感電死する人が多かったという理由で既に8割以上が地中に埋められている。
 
 日本では電力や通信データを各家やビルにきちんと送り届けるため、電柱はなくてはならない存在だ。だが実は現在上述した都市のように、少しずつこの電柱を無くしてしまおうという動きが加速している。一体何故なのだろうか。

 無電柱化のメリットとしてまず挙げられるのは景観の向上だ。人工的で無機質な電柱や電線が視界から消えることで、特に歴史的街並みを持つ地域にとっては観光地としての価値が大きく上昇する。
 
 また、防災の観点からも無電柱化には大きな意味がある。今年宮崎県に大きな被害をもたらした台風8号だが、ある民家の屋根を直接押し潰したのは倒れた電柱であった。電柱が倒れれば当然大規模な停電も発生する。ライフラインを守るためにも無電柱化を推進する意味は大きい。
 
 その他、道幅が広くなるため救急車や消防車が緊急時に走行しやすくなったり、車イスやベビーカーを利用する人のためのバリアフリー化も進むことになる。

 このようにメリットの多い無電柱化だが、実は大きな問題も存在する。それはなんといっても高コストであることだ。
 
 通常1kmの距離に電柱を設置する場合、その費用は約2,000万円必要となる。だが、これを地中に埋没させるとなると、なんとその18倍。約3億5,000万円も費用が掛かってしまうのだ。今後無電柱化を進めるにあたってはこのコストをいかに抑えるかが重要なポイントとなる。

 現在、専門家らによってコストを引き下げるための新たな工法の研究や提案が盛んに行われており、既に一部の民間企業では独自の工法を開発することによって無電柱化を積極的に実現させる動きが活発化している。

 日本に旅行に来た外国人からは、空に張り巡らされた電線の数に驚く声も多く聞こえる。2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される。日本政府も2,000万人の観光客を呼び込むことを大きな目標としている。残り6年という時間は決して十分とは言えないが、日本が世界中から注目されるその時までに、東京の空が今より少しでも広くなっていることを願いたい。(編集担当:久保田雄城)



日本では電力や通信データを各家やビルにきちんと送り届けるため、電柱はなくてはならない存在だ。だが実は現在上述した都市のように、少しずつこの電柱を無くしてしまおうという動きが加速している。無電柱化のメリットとしてまず挙げられるのは景観の向上だ。

電柱・電線の新設は禁止…自民党小委が推進法案


http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141019-OYT1T50019.html

電柱・電線の新設は禁止…自民党小委が推進法案
2014年10月19日 12時44分

 自民党は、防災や景観保全などのために電柱と電線の新設を原則禁止することを柱とした「無電柱化推進法案」(仮称)の素案をまとめた。

 同党の「無電柱化小委員会」(委員長・小池百合子元環境相)が作ったもので、〈1〉電線を地中に埋める「無電柱化」の推進を国や地方自治体の責務とする〈2〉電力会社に対し、道路建設などに伴う電柱、電線の新設を原則として禁じ、地中化を促す――といった内容だ。

 電線の地中への敷設は、地上の約10倍の費用がかかるとされ、進んでいない。小委員会は今国会への法案提出を目指しているが、党内で電力会社に費用を負担させることへの反発も出るとみられる。
2014年10月19日 12時44分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

世界一安全・安心な都市実現へ ~高度防災都市など視点に事業展開~


世界一安全・安心な都市実現へ

~高度防災都市など視点に事業展開~

Interview

 舛添要一東京都知事が最重要課題に掲げる「世界一の都市 東京」の実現。福祉施策の充実、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの成功とともに、柱の一つに位置付けるのが「世界一安全・安心な都市」だ。首都直下地震や局地的な集中豪雨などへの備え、そして膨大なインフラを安心して利用し続けるための適切な維持管理といった取り組みが急がれている。
五輪開催を控え、こうした取り組みをどのように進めていくのか。横溝良一東京都技監に聞いた。

五輪後も見据えて事業展開


―安全・安心の確保のために都が取り組む施策とは何か。
「20年のオリンピック・パラリンピックの東京開催を控え、まず競技会場の建設や関連するインフラ整備などを期限内に完了させる必要がある。当面は五輪に関連する事業に重点を置いて進めていかなければならない」
「一方で“五輪後の東京”を見据えた取り組みも並行して展開する必要がある。五輪開催は、過去に整備されたさまざなな都市基盤について、必要な見直しや機能を向上させるための大きな契機となる。道路、河川、港湾、上下水道など膨大なインフラの更新、耐震化などの対策が不可欠だ。年度間の事業量の平準化にも配慮しながら『高度防災都市づくり』『戦略的メンテナンス』『インフラの多機能利用』の三つの視点で事業を進めていく」

さまざまな施策をパッケージ化


―高度防災都市づくりではどのような対策を進めるのか。

「木密地域での特定整備路線の早期完成や、地震や津波、浸水対策などの計画を早期に実施し、安全性を高めることが重要。関連する分野で各局が連携し、限られた人員と時間の中でスピード感を持って事業を進めることが欠かせないと考えている」
「例えば都の治水対策に関して言えば、近年の局地的な豪雨に対応するため、目標整備水準を区部で時間雨量75㍉、多摩部で同65㍉に引き上げた。建設局が新たな地下調節池の整備を進める一方、下水道局が流域対策として一定規模以上の床上浸水のあった地域で既存の下水道幹線の下に新たな幹線を整備する方針を打ち出している。今後は流域を越えた地下調節池のネットワーク化や、河川と下水道の連携など、さまざまな施策をパッケージ化することで効果的・効率的に事業を展開していきたい」

「昨年の大島に続き、今年は広島で大規模な土砂災害が発生した。土砂災害対策は砂防堰堤の整備などのハード対策、土砂災害警戒区域・特別警戒区域の指定によるソフト対策の両面から推進することが重要となる。都はハード面の整備に加え、警戒区域・特別警戒区域の指定に必要な基礎調査を進めており、都内全域で想定される約1万5000カ所のうち、現在までに警戒区域6993カ所、特別警戒区域3986カ所を指定している。区域の指定については、地価の下落や開発の妨げになることが心配されて地元の理解が得られず、指定が進んでいない事例もある。ただ、局地的な豪雨が多発している中で、どこかで土砂災害が発生する可能性は否定できないため、市町村や地元の理解を得ながら、都の責任として着実に指定を進めていく必要があると感じている」

「この他にも、木密地域不燃化10年プロジェクトに基づくまちづくりへの支援や、緊急輸送道路沿道の建築物の耐震化についても、地元区や建設業をはじめとした関係団体の理解、協力を得ながら着実に進めていく」

維持管理から運営へ


―インフラのメンテナンスはどのように対応するのか。

「まず点検しやすく、危険箇所を発見しやすくするために、既存の橋梁やトンネルなどの見にくい場所に照明を付けたり、点検路を確保するような地道な取り組みを進めている。予防保全型の取り組みでは、橋梁に続いてトンネル、河川での対応の検討を始めた。斜面にセンサーを付けて変動を計測するといった新技術を活用した取り組みも開始した」
「そして『維持管理から運営へ』の転換だ。エリアマネジメント、ファシリティーマネジメントの視点をインフラの維持管理に取り入れていきたい」

「パリではシャンゼリゼ通りをはじめ、まちなかにオープンカフェがあり、市が占用料を徴収し、それを維持管理費に充てている。都の“かわてらす”や“東京シャンゼリゼプロジェクト”は、現段階では社会実験的な意味合いが強いが、にぎわいを創出しつつ、都民の税金をできる限り使わずに維持管理ができるような仕組みを構築したい。まちづくりについても同様に、地元の区市町村や住民が協力し、エリア全体をどのようなまちにしていくのか、どう維持管理・運営していくかを考える仕組みを構築し、より良いまちづくりを進めていきたい。五輪後も見据えて、こうしたインフラの多機能利用を考えていきたい」

無電柱化を加速


―この他に重点を置く施策は。

「まちの景観だけでなく防災性を向上させるため、無電柱化の取り組みも加速させたい。都は、いわゆるセンターコアエリア内の計画幅員で完成した都道の無電柱化を五輪までに完了させる考えだが、区道などについても整備を加速したいと考えて、13年度に競技会場周辺の区市道の無電柱化を国と都でほぼ全額補助する仕組みを作っている。国道や都道だけでなく、区道や市道などの無電柱化を円滑に進めるため、例えば、トランスなどの地上機器を道路外に設置する検討や、国などに新たな技術開発の提案を求めていくことも必要だろう」

「課題が指摘される交通体系のうち道路整備については、東京外かく環状道路と首都圏中央連絡自動車道、首都高速中央環状線の“三環状”の整備が進むことで、これまでと交通環境が大きく変わろうとしている。圏央道の相模原愛川インターチェンジ(IC、神奈川県厚木市)~高尾山IC(八王子市)間の6月の開通により、環状8号線や東名高速道路の交通量が5%減った。五輪までに三環状整備の約9割が完了する見通しとなっており、都心を通過する必要のない交通がさらに減少するだろう。これに併せてシームレスな料金体系を構築することができれば、都内の交通環境は大きく変わる。そうなれば、例えば歩道を広げることでにぎわいの空間として提供することや、車のスピード制限を低く抑えることで歩行者や自転車が安全に通行できるようにすることも可能だろう」
「これらを進めるためにも、パートナーである建設業界の方々との連携が不可欠である。これまでも積極的に意見交換を行ってきたが、これからはオリンピックを目標により深い議論を交わしていくので、よろしくお願いしたい」


http://www.kentsu.co.jp/feature/view.asp?cd=358



この建通新聞は随分いい加減だ。新聞のくせに何処にも日付が見当たらない。日付のない記事にどういう意味があるのか。真面目にやれ!と言いたい。

電柱 毎日更新 ⋅ 2014年10月17日




ニュース
47NEWS


三重と静岡の電柱で漏電 中電、絶縁樹脂の破れ原因
中部電力は16日、三重県松阪市と静岡県川根本町の山間部で、金属製の電柱1本ずつに設備不良による漏電を確認、人が触れる柱部分に電気が流れていたと ...
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電柱に衝突して死ぬ人が多いのに驚く。
ガス管の老朽化

ガス管の老朽化などの問題発生は水道管ほど頻繁ではないが、経年変化、温度変化、環境地質変化などを受けて腐食や老朽化はやはり進む。顕在化した時の影響は格段に重大であるから後回しに出来るものでもない。対策は常に緊急を要する。

他の道路工事などの影響もうけるが、ガス管はミスが重大事故になる。縦割りの道路行政(道路下行政?)には限界がある。

無電柱化だけを単独で進めるのは限界がある。

下水道の老朽化

環境に悪影響を及ぼす。健康被害を招くケースもある。

雨水排水は都市部に限らず、ゲリラ豪雨が日常化する中では総合的にとらえて対策する必要がある。

雨水まで下水場に誘導すれば下水処理能力が落ちて別の問題を生む。雨水・下水の適切な分離管理が必要。

上水道の老朽化

水道は泥などが入らないように高圧で配送しているから漏水とは縁が切れない。高圧で導管を痛める。無駄な漏水が増えれば経済性も失う。

無電柱化と水道管老朽化対策


全国的な水道管の老朽化問題が顕在化する中で、無電柱化と無関係に水道管老朽化対策を実施する自治体ばかりだということに驚かされる。



二輪車死亡事故:電柱に注意喚起標識を 宇目の国道10号、多発で /大分


二輪車死亡事故:電柱に注意喚起標識を 宇目の国道10号、多発で /大分

毎日新聞 2014年10月17日 地方版

 佐伯地区安全運転管理協議会(会長、時枝秀明・九州電力佐伯営業所長)は16日、二輪ドライバーの視覚に安全運転を訴える標識幕6枚を佐伯署に贈った。佐伯市宇目の国道10号ではツーリング中の二輪車による死亡事故が多く、同署は国道沿いの電柱に幕を貼って事故減に役立てる。

 国道10号の同市宇目のJR重岡駅から宗太郎駅にかけての区間約5キロは、宮崎県境に向けて長い下りとカーブが連続している。6月1日に男性運転の大型二輪が対向車線側のガードレールに衝突、男性が死亡。一昨年と3年前にも同じ区間でツーリング中の死亡事故が発生している。亡くなった3人は、いずれも県外の人だったという。

 夜間反射タイプの標識幕は「重大事故発生注意」2枚と「速度取締重点路線」4枚の2種類で、縦91センチ、横42センチ。中津留三次署長は「二輪ドライバーに注意喚起できる」、時枝会長は「重大事故がなくなることにつながれば」と話している。【古田健治】

http://mainichi.jp/area/oita/news/20141017ddlk44040376000c.html



電柱事故が後を絶たないのに、電柱に交通安全喚起標識なんて、奇異な印象だ。もしくは行政のイージーな姿勢が見えて嫌な感じだ。

電柱 毎日更新 ⋅ 2014年10月16日

電柱 毎日更新 ⋅ 2014年10月16日 

新設道路の電柱、原則禁止=無電柱化法案、今国会提出へ―自民
自民党の無電柱化小委員会(小池百合子委員長)は16日、電線を地中に埋める無電柱化を進めるための新法「無電柱化推進法案(仮称)」の骨子をまとめた。
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金属製電柱で漏電=「人体に影響ない」-中部電力
中部電力は16日、三重県松阪市と静岡県川根本町の山間部に設置された金属製の電柱2本について、漏電が発生し柱部分に電気が流れていたと発表した。
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電柱税の税収が多い道府県
電柱税の税収が多い道府県. 【問い】. 大正時代に、電柱税という地方税が創設されました。 ただし、全国一律ではなく、東京都以外の道府県ごとに導入されたよう ...
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電線地中化へ 事業者に電柱撤去要求 自民が議員立法骨子

2014.10.16 19:06更新

電線地中化へ 事業者に電柱撤去要求 自民が議員立法骨子

 電線の地下埋設に関する自民党小委員会は16日、議員立法で臨時国会での成立を目指す「無電柱化推進法案」の骨子を了承した。国土交通相に推進計画を定めるよう義務付け、電力会社などの関係事業者には道路整備などの際に既存の電柱を撤去し、新設しないよう求めた。施行は平成27年4月とした。

 景観の向上や大地震発生時に倒壊で交通の妨げになるのを防ぐため、政府は無電柱化推進を掲げている。自民党は法制化で後押しする考えだ。ただ、地方自治体や事業者に対する財政支援措置などの課題は残る。

http://www.sankei.com/politics/news/141016/plt1410160038-n1.html

新設道路の電柱、原則禁止=無電柱化法案、今国会提出へ―自民


新設道路の電柱、原則禁止=無電柱化法案、今国会提出へ―自民
時事通信
10 時間前

 自民党の無電柱化小委員会(小池百合子委員長)は16日、電線を地中に埋める無電柱化を進めるための新法「無電柱化推進法案(仮称)」の骨子をまとめた。道路や市街地を新たに整備する場合、原則電柱を立てないよう電力、通信事業者らに求めることが柱。開会中の臨時国会に提出し、来年4月1日の施行を目指す。

http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%96%B0%E8%A8%AD%E9%81%93%E8%B7%AF%E3%81%AE%E9%9B%BB%E6%9F%B1%E3%80%81%E5%8E%9F%E5%89%87%E7%A6%81%E6%AD%A2%EF%BC%9D%E7%84%A1%E9%9B%BB%E6%9F%B1%E5%8C%96%E6%B3%95%E6%A1%88%E3%80%81%E4%BB%8A%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E6%8F%90%E5%87%BA%E3%81%B8%E2%80%95%E8%87%AA%E6%B0%91/ar-BB9m7sq

電柱 毎日更新 ⋅ 2014年10月15日


飲酒運転の発覚を恐れて逃走、電柱に衝突
11日午前1時15分ごろ、三重県伊勢市内の県道で、パトカーに追跡していた軽乗用車が路外に逸脱して電柱に衝突する事故が起きた。運転していた35歳の男 ...
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電柱 毎日更新 ⋅ 2014年10月14日

電柱
毎日更新 2014年10月14日
ニュース

乗用車が電柱に衝突、運転の男性死亡 佐野
14日午後8時43分ごろ、佐野市築地町の国道293号で同市会沢町、職業不詳の男性(46)が運転する乗用車が車線をはみ出して進行方向右側の電柱衝突した ...

電柱 毎日更新 ⋅ 2014年10月12日

電柱
毎日更新 2014年10月12日
ニュース
三重の県道でパトカーに追われ電柱衝突
11日午前1時15分ごろ、三重県伊勢市常磐の県道で、パトカーに追跡された軽乗用車が交差点を曲がろうとして電柱に衝突、パトカーと接触して止まった。

男子高校生の自転車が下り坂で制御を失い、電柱に激突

2014年10月07日(火) 07時45分

男子高校生の自転車が下り坂で制御を失い、電柱に激突


2日午後3時ごろ、熊本県熊本市西区内の市道を走行していた自転車が路外に逸脱。電柱に衝突する事故が起きた。乗っていた16歳の男子高校生が一時は意識不明となる重傷。下り坂で速度を出しすぎて制御困難になったものとみられる。

熊本県警・熊本南署によると、現場は熊本市西区二本木付近。16歳の男子高校生の乗る自転車は下り坂を進行していたが、減速しないまま走行中に路外へ逸脱。道路右側の電柱に衝突した。

衝突の弾みで自転車は転倒。高校生は頭部骨折などの重傷を負い、一時は意識不明となったが、後に回復している。

ブレーキに異常はなく、警察は下り坂を進行中に制御困難な状態になるまで速度を出しすぎたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。
《石田真一》

http://response.jp/article/2014/10/07/234293.html

「無電柱化スペシャル対談」デーブ・スペクターさんX小池百合子議員(前編)








「無電柱化スペシャル対談」デーブ・スペクターさんX小池百合子議員(前編)

京都でさえ世界最低レベル、日本が「電柱」だらけの謎を小池百合子とデーブ・スペクターが解き明かす


訪日した外国人から、電柱だらけで景観が損なわれていると評されることも多い日本の各都市。その無電柱化率は今や、東南アジアの都市にも大きく遅れを取っています。無電柱化民間プロジェクトの委員を務め、TVでもお馴染みのデーブ・スペクター氏が、同委員会の委員長でもある衆議院議員・小池百合子氏と、無電柱化をテーマに対談しました。(自民党の動画チャンネル:Café Sta 2014年8月22日放送分より)

【スピーカー】
自由民主党広報本部長 衆議院議員 小池百合子 氏
放送プロデューサー タレント デーブ・スペクター 氏

【動画もぜひご覧ください】
「無電柱化スペシャル対談」デーブ・スペクターさんX小池百合子議員(2014.8.22)
デーブ・スペクター氏がメディアから引っ張りだこな理由

小池百合子氏(以下、小池):皆さんこんにちは。衆議院議員、小池百合子でございます。無電柱化小委員会の委員長を務めております。さあ、無電柱化民間プロジェクトの委員の皆様方に次々とお話をうかがうということで、この対談コーナーができました。

今日はなんと、その委員のお一人であります、皆さんよくご存知の……日本語のダジャレでこの人以上に上手い人はあんまりいないんじゃないかと思うんですけれども(笑)、デーブ・スペクターさんにお越しいただきました。

デーブ・スペクター氏(以下、デーブ):こんにちは。

(拍手)

小池:よろしくお願いいたします。

デーブ:いやいや(笑)。本当に、僕でいいんですかって言いたいですよね。

小池:いいんですよ(笑)。

デーブ:いいんだけど……いいんでしょうか(笑)。

小池:いいんですいいんです。

デーブ:こんな広いところに来るのは久しぶりでございましてね。お茶をくださる方が目の前にいますからね! めずらしい状況なんですけども。

小池:(笑)。そうですそうです。ここは初めてですか? このカフェスタは。

デーブ:カフェスタは知ってて何回分も見たことあるんですけど、スタジオを作ってから本部には来てないですから、そういう意味では初めてですね。

小池:記念すべき日になりましたね(笑)。

デーブ:ここは本当に変わらないですよね。この建物(自民党本部)は昭和感がちょっとあるんですよ。

小池:昭和感がちょっと漂ってますね(笑)。

デーブ:そろそろ改装してもいいんじゃないかなって気もします。でも、ここだけは新しいですね。
小池:このコーナーだけ新しいですね。

デーブ:よく見ると、それでもちょっと中途半端感がありますけどもね(笑)。

小池:(笑)。

デーブ:もともと喫茶店そのものだった?

小池:そうそう。

デーブ:そしたらここにいる方がお茶を飲みたいときは、邪魔してるんじゃないですか?

小池:(笑)。

デーブ:なかなか本題に入らないですけどもね。

小池:それにしてもね、ダジャレはいつ考えてるんですか?

デーブ:年中ですよ。今Twitterやってまして、おかげさまでフォロワーが結構いますので、(ツイートは)全部ダジャレです。役に立つ情報はひとつもないです(笑)。

小池:(笑)。

デーブ:今回も無電柱化ですから、「デンチューベリーマッチ」とか、その程度しかないんですよ

小池:デンチューベリーマッチ(笑)。いやあ、だけども何ですかね? 耳がいいんですかね?

デーブ:いや、頭が空いてるんですよ。

小池:頭が良い?

デーブ:メモリーが空いてるんですよ。だからすごく考えつきやすいんですよ。大好きですよ。

小池:私もよくオヤジギャグっていうのを飛ばして、みんなにシカトされるんですけども。本当にすごいですよね。それから、デーブさんはテレビに出られて、テレビ局とか他では流れないいろんな情報をガンガン流しておられるじゃないですか。あれがいいですよ。

デーブ:ありがとうございます。

小池:日本のテレビとかメディアはみんな横並び?

デーブ:横並びは多いですよね。

小池:何というのかしらね。情報がいつもひとつなんだけれども、デーブさんは広げてくれるという意味で、すばらしいですよね。

デーブ:ありがとうございます。そうしないと呼んでもらえないというのもありますからね。

小池:(笑)。
デーブ氏が母国・アメリカで感じた無電柱化の意義

小池:さて、この無電柱化民間プロジェクトの委員になっていただいてるんですけども。

デーブ:発足のイベントに参加させていただいて。あれはとても良かったですよね。

小池:はい、あの時も。

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小池:これがですね、19世紀末のブロードウェイの景観だったんですけれども。

デーブ:逆じゃないですか? 大丈夫ですか?

小池:色が逆? (フリップを裏返す)ごめんあそばせ。さすがですね、プロデューサー!

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デーブ:予算が増えて、カラーコピーを作れるようになりました。

小池:あっという間にカラーになりました(笑)。いろいろありまして、カラーです。

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小池:ということで、これが19世紀末。それが、クモの巣状態を取り除いたらこんなに綺麗になってます。ブロードウェイはもちろんニューヨークですけども、いくつくらいまでいらっしゃいました?

デーブ:中野ブロードウェイはちょくちょく行きますけども。フィギュア買ったり。

(会場笑)

小池:(笑)。

デーブ:ニューヨークブロードウェイは、オーディションで10歳か11歳くらいのときに初めていったんじゃないかなと思います。その後も何回も行ってますけど。もちろん電柱は記憶にないし、まあ(出身が)シカゴですから……。

小池:シカゴも綺麗な街並みですね。

デーブ:(電柱が)まったくないし、街並みが似てますからね。よっぽど何にもないところに行かない限りは、そういった電柱はないんですよね。

小池:で、そのオーディションは? 子役?

デーブ:子役です。劇団ひまわりとか劇団東俳みたいな。

小池:(笑)。

デーブ:そんな話してもね(笑)。だんだん(本題から)遠くなるでしょ。でも、これいいですね! 他に邪魔するゲストがいないから、個人的に楽しんでますよ。
来日して驚いた、電柱だらけの日本の風景

小池:じゃあ、電柱への思いをここで思いっきり語っていただこうと思うんですけれども、日本に最初にいらしたとき、電柱と電線(電力線・通信線)には……。

デーブ:びっくりしましたね。電信柱そのものはともかくとして、いっぱいサインとか貼ってあるんですよね。広告もあれば、指示とかもたくさんあるから。それと、せっかく綺麗なマンション・住宅を建てたのに線(電線)がいっぱいあるから、どこを見ても邪魔になってる。

あと、日本はどうしても道路が狭いので、商店街や住宅街を歩いてても乳母車、ベビーカーがもう(電柱を)避けるしかない。幼稚園の生徒たちとか。

小池:「なんでこんなところに立ってんだ!」みたいなところをわざわざ選んで立ててるんじゃないか、と言う人もいますよね。

デーブ:邪魔なんですよ。助かってるのはワンちゃんくらいじゃないですか? マーキングとか。猫とかもいろいろやることあるんで、個人的には助かってるんじゃないかと思うんですけど。

(会場笑)

小池:(笑)。

デーブ:基本的には、なくても今の技術で……ましてや、再開発とか新しく造るところだったら、何も最初から立てる必要はないんですよね。

小池:そうですよね。

デーブ:いろいろ工事現場を見てると思うんですが、いろんなものをすでに埋めてはいるんですよ。光ファイバーとかガスとかは、下にたくさんあるんですよ。

小池:水道もね。

デーブ:水道もありますから。水道が上だったら、それこそ邪魔でしょうね。大きいパイプがあったら。ですから、下に埋めてるものがあるのに、なんで電柱だけがそうなのかと思うんですよね。

小池:そうなんですね。電力会社のでんちゅうが頑張って……。あ、れんちゅう……。

デーブ:あの電柱(連中)は! とか言ってね。

(会場笑)

小池:よくわからなくなってますけれども(笑)。
「電柱は地震に強い」は、今どれだけの意義を持つのか

デーブ:でも理由をいろいろ聞きますと、地震も多いから万が一壊れたときにわかる、肉眼でも見えるようにという説もあるんですけど。

小池:でもね、そういうふうに言われてみんな刷り込みが完璧に行われていて。じゃあ実際にどうしたらいいかといいますと、他の国でも地震国はたくさんあって、そこも地中化されてるわけですね。

「どこが切れたとかすぐわかります!」って言うんですけども、今回の広島の大災害(土砂崩れ)を見ていましても、目で見てわかるというのは確かにある。

ところが最近は、電磁波でもってどこが切れているかわかると。それから、そもそも切れないような被覆膜とか絶縁体に包まれていて、かえってその辺が柔軟性で波打ったりすることで、(対策が)できるっていうんですよ。

デーブ:なるほどですね。

小池:だから、この何十年の間にイノベーションがむちゃくちゃ起こってるんですよね。

デーブ:先入観が出来過ぎてるんですよね。

小池:そうなんですね。

デーブ:いつも気になるのは、電柱を埋めようというのはわかるんです。携帯電話のアンテナは全部ビルの上ですし問題ない。固定電話もどちらかといえば減ってるわけです。インターネットの接続は地下だったり、テレビのアンテナも多いんです。

ただ、例えば防犯カメラとか、あるいは街灯。街灯が足りなくなると、治安上の問題でもう少し明るくしてほしいとか……街灯並びに特に都会の防犯カメラは増えてますから、そういったものがなくなるのはどうしても難しいです。街灯だって上からじゃないといけませんし。

小池:街灯は地中化しても意味がないですからね(笑)。

デーブ:昆虫が見やすくなるんですけどもね。昆虫(今週)もよろしくお願いします! とか言って。

(会場笑)

小池:(笑)。

デーブ:でもそれは、せっかく電柱を埋めようとしたのに今度は違うもの立てたら(意味がない)……。

小池:そう。あと信号とかね。

デーブ:信号もそうですよね。

小池:ええ。いろいろあるんですけれど、街灯は電柱ほど太くないんですよ。ですから、あれは倒れる可能性がないことはない。まったくないということはない。ただし、電柱が倒れてそこを乗り越えるなんて、キャタピラ付きの戦車くらいでしょ。そこは違うんですよね。

デーブ:万が一倒れた場合、家などに直撃しますと大変な悲劇になりますよね。

小池:電柱の場合はね。今回の広島も電柱が倒れることによって、またそれによる二次災害みたいなものがあるんですよね。

デーブ:良いことないんですよね、電柱は。まあ、セミがつかむにはいいんですけどね。セミはうるさいから、それで減ったら助かりますよね。

小池:(笑)。

デーブ:それはあんまり重要じゃないかもしれない。あとカラスがどこに行けばいいのかというのもありますけど。
景観にこだわる京都、無電柱化には興味ナシ?

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小池:世界的に見てね、これを言うと皆さん本当にびっくりされるんですけど……ロンドン、パリ、ベルリン、香港、オークランドなどは100%地中化していて、アジアでもソウルとかマニラ、ジャカルタ、北京とかはすでに50%くらい無電柱化されている。

デーブ:北京も急発展してるのに。

小池:だから最初から電柱をなくそうという設計になってるんですね。

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デーブ:日本は何%ですか?

小池:下のほうで這いつくばってますから、「3%が7%になりましたね、すごいね」という段階。

デーブ:東京でも7%だけですか!?

小池:でね、私が一番気になるのが京都ですよ。京都は景観論争、ポン・ヌフ(新しい橋)を作るとか作らないとか言って大論争してましたよね。

デーブ:なのに?

小池:なのに「もっと身近なところに問題はあるでしょう!」と。

デーブ:2%だけですか?

小池:そうなんです。ちょっとね、「観光立国」「観光客2000万人」「おもてなし」とか言って……。

デーブ:駅前にわけのわからないロウソクがありますからね。あっちのほうが「どうなってんのかな」と行くたびに思いますけどね。

(会場笑)

小池:(笑)。あの、何とかタワーってやつですね。

デーブ:でも、京都は驚きですよね。

小池:驚きです。本当に。

デーブ:そこまでこだわるっていうのが異常ですよね。

小池:だから今回、こうやって民間委員の皆様方に頑張っていただいて。まさしく国民の意識を「ちょっと変えたらどう?」っていう役をやっていただいてて、とてもありがたいと思います。
桜の木と同じく、3500万本も立っている電柱

デーブ:最初からなくすという意味では、例えば新しい住宅街にはなるべく立てないですよね。そうすると家の価値とか……。

小池:違うんです。新しい住宅街っていうのは、例えば相続で、親の大きな敷地を手放さなくてはいけなくなりましたと。すると敷地がいくつかの区画に分けられて、新しい建売住宅がいくつかできるんです。で、そこのところに電柱が立つ。

これで3500万本という……日本中合わせて3500万本ですよ! この数がなんと、桜と一緒なの。桜の木の数と同じ数が、電柱と電信柱。それに加えて、7万本毎年増えてる。

デーブ:増えてるんだ。でも、3500万本数えた人も偉いと思うよね。

(会場笑)

小池:(笑)。

デーブ:数えてる間にまた増えたりしてるから、正確な数字ではないかもしれない。

小池:そうなのよ。またこれがね、役所が別々で、国と都道府県と市区町村で全部違うの。国道でしょ、県道でしょ、市道でしょ。それぞれ管理してるのがバラバラなのよね。

デーブ:村長に言っても「あなたのことを村長(尊重)します」って言って終わりですよね。

小池:(苦笑)。

デーブ:でも、あれですよね……だんだんリアクションが鈍くなってきて。

(会場笑)

小池:どう言い返そうかなと思って(笑)、考えてたんですよ。

デーブ:スルーしても大丈夫ですから。多少ディレイがあるから大丈夫です。……あの、アメリカでいう”ゾーニング”ってあるじゃないですか。一時期は日本でも、例えばここには学校が近くにあるから商業のものはなしとか、結構厳しくはやってるんです。

小池:ありますね。工場地帯とかね。

デーブ:アメリカは特にゾーニングはあるんですよね。でも日本ではあんまり聞かないです。だからローカルの自治体・行政が全体の外観のことを優先できないようになってる仕組みなんですかね?

小池:地域割りはなくって、それよりも縦割りはあると。そこをどう横串を刺しますかね、というのが問題なの。

デーブ:わかった、「縦割り」だから電信柱が好きなんですよ。

小池:縦だから?

デーブ:そうですよ。縦社会ですから。

小池:うーん、今のはちょっと……無視。

(会場笑)

デーブ:(笑)。

※続きは近日公開!

http://logmi.jp/24275

無電柱化 コスト抑え導入図る 景観向上、販売にも効果

無電柱化 コスト抑え導入図る 景観向上、販売にも効果

[住宅新報 2014年10月7日号]

 昭和60年代前半から進められてきた「無電柱化」だが、30年経過した今でもほとんど普及していない。景観向上、防災性の高まりといった有用性は広く認識されているものの、高額なコストが大きな壁として立ちはだかっている。自民党では、小委員会が「無電柱化基本法(仮称)」の策定に向けて動きを活発化。国土交通省と経済産業省も、低コストで無電柱化を実現できる技術検討の委員会を立ち上げた。民間企業では、コストを抑える手法を独自に見出し、無電柱化を積極的に導入する事例が見られている。

http://www.jutaku-s.com/newsp/id/0000023103



無電柱化のアイデアは恐らく電柱を建てたその時からあっただろう。

風景写真を撮るときにも思うこと。

電柱衝突事故にあっても思うこと。

政策としても昭和60年代から始まっていたのには驚く。そして何も進んでいないことにも更に驚く。あれほど無駄な公共投資をやっておいても無電柱化は進まない。簡単でない利権構造が横たわっているのだろう。

強風で木製の電柱倒れる、台風18号が首都圏直撃


最終更新:2014年10月6日(月) 12時50分

 強風で木製の電柱倒れる、台風18号が首都圏直撃

 台風18号は首都圏を直撃しました。千葉県館山市の洲崎漁港では、突風の影響で電柱が根元からなぎ倒されてしまいました。

 私が取材していたときに、後ろでけたたましい「ドン」という音がして、後ろを振り返ると、木製の電柱が根元から完全に折れてしまっていました。それほどの強い風が吹いていましたが、今は次第に弱まってきていますが、かなり冷たくなってきています。

 さらに、視界は、ピーク時はとても悪く、海は完全に見渡せない状況でしたが、次第に明るくなってきていて、今は海が見渡せる状況になってきています。(06日11:32)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2315792.html

電柱広告に海抜情報 関電グループと加古川市が提携


2014/10/3 05:30

電柱広告に海抜情報 関電グループと加古川市が提携


加古川市に登場した海抜表示入りの電柱広告=同市加古川町北在家

 海面からの高さを示した電柱広告が、兵庫県加古川市内に登場した。関西電力グループと市が提携して設置を進める。

 大きさは通常の電柱広告と同じサイズで、縦150センチ、幅33センチ。広告の下部に海抜と掲示地点の住所を表示する。

 電柱広告の製作などを手掛ける関電サービス(大阪市)と市が5月に提携。広告主が海抜表示を希望すると、市は掲示地点の海抜情報を同社に提供する仕組み。第1弾として、市役所周辺の交差点など7カ所に掲示した。

 市はすでに海抜表示の看板を191カ所に設けており、「海抜表示がある電柱広告と合わせ、市民の防災意識を醸成したい」(危機管理室)としている。(大久保斉)

http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201410/0007386073.shtml

無電柱化、パリなど3都市で調査へ-規制手法や費用など

無電柱化、パリなど3都市で調査へ-規制手法や費用など 

2014/10/03

経済産業省・資源エネルギー庁は、電線地中化に関する規制や低コスト手法について海外の事例調査を行う。電気事業者、ケーブルメーカーなどで構成する調査委員会を設置し、11月には海外3都市での現地調査を開始。12月に中間報告を行うほか、来年2月に最終報告を取りまとめる。電線地中化における低コスト工法の安全性や規制手法などについて調査し、海外での無電柱化事例を総合的に検証する。エネ庁が海外の無電柱化に関する調査をするのは初めて。

調査対象は無電柱化率が100%のロンドンとパリ、さらに近年積極的に無電柱化を進めるジャカルタの3都市が中心となる。

海外では日本で主流の管路方式と異なり、比較的コストが安価な電線の直接埋設方式を採用しており、地中化先進地域での利用実態を調査する。

具体的には、配電線敷設に関する国や地域レベルでの規制を把握。景観・防災面での架空配電線に対する規制や道路掘削における規制、地中配電線の埋設深さの規制など。事業者の負担軽減策など、費用負担の在り方の実態も調べる。(1面)

http://www.shimbun.denki.or.jp/news/main/20141003_01.html

無電柱 毎日更新 ⋅ 2014年10月2日


無電柱
毎日更新 2014年10月2日
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無電柱化の現状と課題
無電柱化の整備状況(1/2)(都道府県). 1. ・東京、大阪、兵庫等の大都市部で比較的整備が進んでいるが、最も無電. 柱化率が高い東京都でも、無電柱化され ...
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無電柱化低コスト手法の技術的検証内容
2.低コスト手法の技術的課題. 2. ① 埋設深さの浅層化 ………………………………………… (試験①). ② 離隔距離の縮小 …
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無電柱化低コスト手法技術検討委員会」規約(案)
第1条 この委員会は、無電柱化低コスト手法技術検討委員会(以下「委員会」という。) という。 (目的). 第2条 委員会は、無電柱化の更なる整備促進に向けた低 ...
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